松竹映画『男はつらいよ44 寅次郎の告白』(1991年)は、寅さんシリーズの最後の方の作品です。
高校3年になった及川泉(後藤久美子)は自身の就職と母の再婚で悩み、家出をして鳥取に行きます。そこで偶然、寅さんに再会し泉は癒されます。泉から手紙を受け取った満男(吉岡秀隆)も鳥取へ。寅さんは昔馴染みの色っぽい女将・聖子(吉田日出子)と再会。鳥取での2つの恋の物語です。
この作品の冒頭場面です。JR東海の中央本線落合川駅を電車が出発します。

この駅で下車した寅さんとポンシュウ、濃飛バスに乗り遅れます。

二人は喧嘩をしながら、バスを追って中津川方向に歩きます。

寅さんが用を足していたため、ここでも乗り遅れます。

でも、ポンシュウが運よく小舟を見つけ、二人は乗せてもらいます。

木曽川を下りながら、舟の上では酒盛りが始まります。

その様子は岸にいる人たちに、しっかり見られていました。

このあと映画は、本編に入ります。
以上のロケ現場、ほとんどはすでにちびとらさんたち先達によって明らかにされていて、への次郎も現地を確認しました。しかし最後の場面だけは、どこで撮影されたのか、ずっと分かりませんでした。しかし最近、見当が付き、行ってきました。
木曽川沿いに出てきました。武並橋です。

川の左岸を走って行き、
見当を付けていたあたりに、車を止めました。


付近を探したら、やはりありました。ここです。


左の桜の木は切られており、下50㎝ほどが残るだけでした。川岸におりてみと、
ロケ現場は川の土手に造られた「出丸」のようになっていました。

寅さんたちが小舟に乗って下って来た木曽川の上流方向です。

でも変です。上流には大井ダムがあるので、奥恵那峡から下っては来られません。
愛車を止めているところに戻って、疑問は解けました。

ここ笠置峡は、ボート・カヌーの競技場です。
おそらく山田洋二監督は、奥恵那峡からトラックで小舟を運び、ここから木曽川に浮かべたのではないでしょうか。
と、その時は考えたのですが・・・。
家に帰ってよくよく調べたら、ここに現在のボート場が完成したのは2020年、撮影は1991年。ですから、ここから小舟を川に入れたとは、断定できないようですね。
最後に地図で確認します。木曽川に丸印を付けました。

オレンジ色は落合川駅、茶色は奥恵那峡下りの乗船場、青色は大井ダム(恵那峡)、赤色は笠置峡です。




















































